小林おでぶろぐ。

ダイエットを強く決意すればするほど、メシが美味しそうに見える呪いをかけられています。 そういう人のハイカロリー胃もたれブログです。



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そもそもその状況になる人を
好きになってはいけない気がする。

気がするけど食べる。





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宝くじは夢を買うものだけど
まさかここまでリアルに
夢買う人がいると思わなかった。

そして当たらなかった。





年末年始は名古屋の実家ですごした。

年始、久しぶりに会った友人に「ローソンのホボクリムって商品が美味しいから食べてよ」と言われた。

商品名の通り、ほんとうに薄皮一枚の向こうには
クリームがたっぷり詰まっていてほぼクリームを食べるための商品らしい。
ローソンは分かりやすく欲まみれの商品を出してくれるから
本当に好きだ。たまにクレイジーさについて行けなくて引くけど。

さっそくローソンへ行き、ホボクリムを手に取ると
どうやら今は”いちごミックス”が新商品として出ているらしい。

いちごかあ~…いちごなあ~…!


hoboclim
いちごは好き、でもいちご味はあまり好きじゃない。
こういう人は多いのではないだろうか。

いちご味というのは、味が想像できるからそこまで好きではないのだ。

「いちご味=あの味」
という方程式が脳の中で想像できるレベルで単純すぎる味。
簡単に言えば、いちご味と謳っているものはすべていちご飴と同じ味がするのだ。

正直気乗りはしない。
この美味しそうな丸の中に想像の味が詰まっていると思うと
目を輝かせることはできない。

しかし、教えてくれた友人のためにもここは食べよう。と思い購入。


家に帰ると、お正月特有の少し餅が焦げたような匂いと
そこだけ時間の流れが2時間遅いような気分になるほど
家族のゆったりとした空間が完成されていた。

去年東京に引っ越したので、「帰省して年末年始をすごす」というのが
今回はじめてのことだった。

家族とゆっくり過ごすというのは
空気中がこんなプリンのようになめらかになることだったのか。
実家の夢のような居心地のよさと、数日後には東京に帰らなければいけない
という迫ってくる現実の冷たさを背後に感じながら
私はホボクリムいちごミックスを食べることにする。


くたびれた水風船を持ったような感触。

シューと書かれていたけど、すこし大福のような餅感もある。
そして香りは無臭。
いちご味のものは、この時点でしっかり加工感のある香りが出ているものなのに
ホボクリムは薄皮1枚の向こうにしかいちごを感じられないようだ。


一口食べると、すぐにクリーム。クリーム。クリーム!

かじるたびに生地の端からクリームが溢れてしまうほどのクリーム量。
容赦ない。初対面の人に距離感すごい詰められているような気持ち。


いちご味はわたしが想像していたよりも
ずっと美味しくて、想像していたあの味とは相反する味だった。

いちご味ではなく、ちゃんとしたいちごの果肉感だった。

いちごの果肉を使用した濃厚なホイップクリームと
練乳を使用したミルククリームの重なり。

当たり前においしい。

こういった商品にいちごの果肉感、新鮮さを感じられるとは思わなかったし
練乳の甘さがとてつもなく絶妙。

いちごを練乳を食べるためだけの器だと思っている人も多い中、
しっかりバランスを取って、
練乳をかけすぎた時ののどが渇くような甘さはない。


自分が想像していたものを、信じていたら。


信じたまま、ずっと手に取らなかったら
私は口の横にクリームをつけたままテレビを見て
ご機嫌に笑うことはできなかった。

この美味しかったご機嫌な気持ちをひとつ捨てていたと思うと
すごく勿体ないと震えた。


自分が不機嫌になっただけで、
本当はそこまでしっかりした理由はないけど
どうしても他人に怒りたいとき
浅い気持ちで怒っていると悟られたくないから
「これが決定的な裏付けです」ということを
相手にぶつけるためだけに言う決め台詞。


「ちょっと考えたら分かるじゃん」


この言葉が私は嫌い。
嫌いだし、一番傷つく。

ちょっと考えたら分かることを
私は分からず、迷惑をかけて怒らせてしまったと落ち込む。
人としての常識が分からない欠落した人間なんだと
眠れない夜が続く。

どんなに眠たい夜でも、この言葉を思い出すと
眠れなくなってしまう。

でも、このセリフを紐解いたところで
出てくるものは何もないのだ。

せめて床のホコリくらいのものだろう。

ふっと吹き飛ばせばどこかへ行ってしまうほど
軽く、どうしようもない怒り文句を
真に受けて泣いて泣いて生きられないほど気にする必要はないのだ。


自分が「ちょっと考えれば分かる」と思っていたいちご味が
考えていたよりずっともっと素晴らしく、
ああまた食べたいな。とにやけてしまうほど嬉しくなるものになったように
人の考えていることなんて もろく、本当はしょうもないものなのだ。

バカの一つ覚えのように
「ちょっと考えたら分かる」を乱用する人がちょっと考えていると思えない。

その考えには「自分の機嫌」というエゴしかないのだ。
それに「ちょっと考えたら分かる」という言葉が傷つくということこそ
ちょっと考えたら分かることなのに。(←エゴ)


世間の真ん中に大きく立つマナーと言う軸はあったとしても
そこから派生するマナーというのは個人の差がでてくる。
自分のマナーを世間のマナーだと思い込む人は多い。

そして他人のマナーを許さない。
だから、この決め台詞を言う人はたくさん怒るのだ。
すごい生命力。めっちゃ長生きするんだろうな。嫌だな。

世の中には自分が想像もできないような、色んな思考やこだわりがある。
それらは無限にウヨウヨと泳いでいる。

水族館のように、ウヨウヨ泳ぐそれを楽しく見て
たまには気持ち悪いと笑いながらスルーして生きていけばいい。
それらにいちいち怒ったり、傷ついたりしないで
観賞しては可愛かったイルカの感想だけを言いながら帰ればいい。

そうやって自分の想像力をもっと柔軟にしたいし、
想像の中で完結させないで想像以上が待ち受けるミラクルを
たくさん経験していきたい。

自分を否定しない夜を、たくさん過ごしていこう。





実家から東京へ帰る新幹線の中で
東京の家の鍵を実家に置いてきたことに気が付き
笑いが止まらなくなるほどパニックになった。

自分が想像さえしなかった失敗も
たのしくすごせたお正月だった。
(その日は東京のビジネスホテルですごした。)

今年もよろしくお願いします!!