昨日更新したブログに出てくる
開封したらすぐ食べなきゃいけない鮮度抜群ドーナツ。

まず彼との出会いから話すべきなのか。

私は今住んでいるところからファミマまで30秒という高カロリー立地に住んでいるわけだが
それゆえにめちゃくちゃファミマに通っちゃっている。
顔見知りの中国人アルバイターのシフトもだいたい分かる。

ファミマはスイーツのクオリティーをぐんぐん上げており、
たまに暴走したようなものを出す傾向にある。

しかし、今秋の新作デザートはいまいち…

とうとう風紀委員が入ったかと思った矢先、新作に埋もれておいてあったのは

「冷やして食べる ドーナツバーガー」

ドーナツバーガー



どないやねん!!!

ドーナツをバーガーて!!!

その時点でお誕生日ケーキくらい尊い存在なのに
「冷やして食べる」というおしゃれセンスを追加してやがる。

このおしゃれセンス(略しておンス)が追加されることで
「これは、お…っもしろいな~」って意識高い20代起業家みたいに
顎さすりながら商品を手に取れるのです。

意識高い人って、他人のひらめきに対してすぐ遊び心とか面白いとか言うよねわら


それで、このドーナツバーガー。
何が挟まれてるかと言うとレタスでもなくベーコンでもなく
ホイップ&カスタード!加えてチョコソースとアーモンドクランチも!
さらには上にたっぷり粉砂糖~!?!?

欲望のままに生きすぎだろファミマ。

「ドーナツ食べたくない?」
「でも生クリーム系ほしくない?」
「ほしーーーーい!☆」
「じゃあバーガーにして可愛くしちゃお!」
「アリ~~~~てか菅官房長官かわいくな~い?」

たぶん女子会から生まれたやつやん。

この欲望女子会で開発された商品を即決し、さっそく冷やして食べた。

袋を開けた瞬間から粉砂糖の繊細な甘い香りと
ギトギトに揚げられたであろうドーナツの安っぽい香りがした。
小さい秋、見つけた。


そして一口食べて、心の節制がすべて解かれた気がした。
すべてのドーナツにホイップを挟んでいいし、チョコだってなんだってかければいい。

でも、そんなことをする勇気がない人たちに
商品として提供することで心置きなく食べさせてくれる。
欲望と、欲望を押し通す勇気と、それを後押しする優しさ。

すべてがこの商品に詰まっている。

女子会は、無益なものに見えても
冷凍された心を解凍してくれる温かさがあるのだ。

疲れや忙しさに溺れて本当にやりたいことを後回しにする。
そんな後回しにした自分を、疲れと忙しさにかまけて肯定してはいけない。

ネガティブなものに甘えるのはやめて、
私たちはポジティブなものとしっかり向き合って、やりたいことをやるべきなのだ。


ドーナツ生地は冷やしているぶん、歯ごたえを感じながら食べることが出来る。
ホロホロと歯で崩し、倒れてくる甘いドーナツを口の中で支えるようなイメージ。

ほどけるような甘いホイップと、甘さが浮かないようにしっかり重みを与えてくれるチョコ。
そして夢の中がいつだって煌めいているように粉砂糖がすべてを華やいでくれる。

後半になると、手の体温で少し温められたドーナツバーガーが
すこし柔らかくなり、もっちりとした食感に変化する。

「これも小さい秋なのか?」


まったくもって意味わからないことをつぶやいた。
少なくとも小さい秋はそういうことに使うものではない。

でも、言いたいことを言う。
やりたいことをする。
美味しいものを、私が美味しいと言える限り食べる。

私が私である限り、それをしなければならない。


そんなことを考えながら窓を開け、
ずいぶんと乾いた秋風がリビングに入り込んでいくと同時に
部屋が秋色に変わっていく姿を私は嬉しく思った。

「次は冷やして食べるフレンチクルーラーを食べてみよう」

口には出さなかったが、しばらく体重計には乗らないでおこう。とも決めた。