小林おでぶろぐ。

ダイエットを強く決意すればするほど、メシが美味しそうに見える呪いをかけられています。 そういう人のハイカロリー胃もたれブログです。

うまうまレビュー


頑張ってラップを作ったので
「浜辺美波ちゃんに似てない?」とか
ヨイショしてくださると私の疲れが取れます。
(あなたの視力も0.8上がります。)


抹茶


抹茶2


抹茶3


抹茶4


抹茶5


良い戦いでした。


☆改めて総評☆
抹茶スイートポテト(セブンイレブン)
⇒苦み強め、お抹茶!て感じ。
食感は芋だけど芋の味は弱いです。
ねっとり感と素材の甘み出すのが相変わらず上手いぜ

お抹茶もちもちもちロール(ローソン)
⇒餅。見た目的にロールケーキを想像しがちだけど
まったくの別生地だよ!
甘さはあまり無い。後味の抹茶みが一番強かった!
和菓子好きの抹茶好きはたまらなさそう。

お抹茶バスチー(ローソン)
⇒うめえよ。土台がもう大ヒット商品だもん
濃厚チーズと濃い抹茶、さらに上にクリームで
くどいかな~ってギリギリのところを
苦みの効いた黒糖ソースと香ばしいくるみで
ものっそいバランス取ってるのよ。優勝だろうが!


ラップバトルしてほしい商品があれば
ぜひリクエストしてくださいね♡

前回のラップバトルはこちら↓



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picard


picard2


picard3


例えばの話だから
実際になぐって試さないでね!

(理不尽に怒られたときに
「こちとら暴力が正当化される
クロワッサン持ってるんじゃぞ」
という気持ちがあるだけで強くなれる)


そして今回から
記事に拍手をしてくれた際に
ランダムで5種類の私からのメッセージが
表示されますぜ。↓
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前回のバカうま変態ごはんはこちら



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ぶっかませ~~~!!
(クオリティーの割に時間をかけたので
読んでもらえると大変嬉しいです。)

ダンジョン


ダンジョン2


ダンジョン3


ダンジョン4



個人的には味はファミマのルーロー飯の方が好きです。
しかし、高菜の美味さとごはんを用意しなくていい手軽さの
セブンのルーロー飯も良かった。。。

よりクセが無い方はセブンの方なので、
初めてルーロー飯を食べる人は
セブンの方から食べてみるのが良いかも!


ラップじゃないやつはこちら↓



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 ファミマへ公共料金を払いに行った際に
せっかくだから新作スイーツでも買っていこうと
スイーツコーナーを見ていたら「とろける生チーズケーキ」と目が合った。

私はケーキの中でチーズケーキが一番好きだ。
そのチーズケーキが「とろける」上に「生」と来たら
それはもう、もう、、、とんでもないよ!!
ブルーインパルスのようにまっすぐ力強く五本指を伸ばし
とろける生チーズケーキを掴んだ。
指からは一直線に伸びる飛行機雲ならぬ指雲が出ていた。

頭の中で「昨晩、痩せると誓っていなかった?」と
どこかから死にかけの美意識が私に呼びかける。
死にかけの美意識など、生き生きとした食欲に勝てるわけがない。
そのまま購入した。

そもそも「明日からダイエット頑張るぞ☆」という言葉はいつだって
自分の食欲が満たされた時に自動的に口走ってしまう反射のようなものであり
そこに意志は一切ない、反射なので。人体の不思議。

午前の、ポジティブで透明な青空の下をご機嫌に歩いて帰る。

家に着いてシャワーを浴び、アイスコーヒーを入れる。
とろける生チーズケーキとふたつ並べて、その光景に嬉しくなる。
ただ二つ、机の上に並んでいるだけなのにどうしてこんなに嬉しい気分になるのか。

とろなま

考えてみたが、二つとも大好きだからだな。

一口食べると、濃厚なのに軽くて甘いチーズがとろけていく。
ホイップされたチーズクリームは口の中で解き放たれたように広がり
たっぷりとチーズの香りがする。

香ばしいクッキーをじゃくじゃくと噛みながら「なんて美味しいんだ!」と思う。

その心の声があまりにも鮮明に聞こえたので多分声に出していた。
昔電車の中で推してるアイドルの曲聴いていたら
心の中でしていたはずの掛け声を普通に口に出して言っていたことも思い出した。

コンビニで貰ったプラスチックスプーンでチビチビと食べながら
「このスプーンがさらに美味しくさせるよな。」などと生産性の無いことを考えたりして完食した。

ほぼプラスチックの味しかしないスプーンを舐めながら地元の友人に連絡をする。
「これめっちゃ美味しかったよ、食べて」

”空は繋がっている”という言葉はあまり実感が湧かないので好まない。

どちらかと言えば「美味しかったもの」や「感動したもの」を共有し合う時に繋がりを感じる。
それが相手にとって美味しくなくても、感動しなくても、
「私も、あなたも感じた。見た。」
というお揃いの時間が互いの人生の中に流れたことの方が繋がりの実感が湧く。

開けた窓からぬるい風が入ってくる。
「もう夏の匂いがするなあ」
カーテンがその風の形を見せるように膨らんではしぼむのを見ながら、
私は和やかな気持ちで友人からの返事を待っていた。


前回のうまうまレビューはこちら!↓


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「今日は絶対に新作のシュークリームを買って帰るぞ」

と、私は落ち込みながらも意気込んだ。

落ち込んでしまった時は、その日のうちにご機嫌を取るのが私のルールだ。

 

しかし、ローソンに入るとお目当ての新作シュークリームは品切れだった。

そのまま店を出ればいいもののチョコパンを買って出た。

心の隙間をなんでもいいから埋めたかったのだ。

それに、コンビニというのは別名「何か買わないと出られない部屋」である。

実際に閉じ込められるわけではないが、気持ち的になんか出られなくなる。

それも相まって欲しかったわけでもないチョコパンを買った。


完全にシュークリームの口なのに、くたびれたチョコパンを食べたので脳が驚く。


その理想と現実のズレを修正しようとなんとか「チョコパン美味しい!」と思い込むが

そういう無理のある軌道修正はとても心が疲れてしまう。

ということで無理に自分を励まさず、その日はとことん落ち込むことにした。

 

ご機嫌取りは、次の日に持ち越された。

 

翌朝、あんなに軽かったチョコパンがしっかり体重に反映されていた。

こんな重くなるなら先に言っといてほしい。

チョコパンには分からないだろうが、人間には心の準備というものがある。

この増えた脂肪は正真正銘の無駄だ。

 

一日中どんよりしていたので、日が暮れる頃にローソンへ新作シュークリームを手に入れるための冒険へ出た。

カバンに短剣と方位磁石、母からのお守りを入れ

家族に長旅になるだろうという手紙を書き、さっそく一軒目のローソンで見つけた。

家族への手紙は捨てた。

 

部屋に入ってすぐにシュークリームを冷蔵庫に入れ、腕をまくる。

洗濯物を回し食器を洗い、部屋の掃除をする。

 

空腹に顔を歪ませながらもお風呂に入り、面倒なことをすべて終わらせる。

そうして食べ物と向き合う準備を整えた。

 

冷やしておいたシュークリームを取り出す。

 

「クキ3シュー(クキクキクッキーシュー)

クキ3シュー


小学生のころ手紙の最後に書いた「バイ2」のノリ。

若い。いや、古いのか。

 

ザクっと一口食べると、クッキー生地に包まれていたのはミルククリームとクッキー入りのバニラクリーム。

しかもそれがぎっしり詰められている。

甘さ控えめかな、と思いきや上に乗っていたパールシュガーを噛むと一気に甘さが広がる。

 

退屈にならない控えめさと、くどすぎない甘さが交互にやってくる。

おっかねぇ構成力だ。

食べ進めるたびにどんどん嬉しい気持ちになっていく。

 

なにより自分を励ますために買ったものには、とても励まされる。

 

「その場しのぎの小手先のアイテムで心をどうにかしようとしない。」

少しだけチョコパンの味を思い出しながら誓った。

巡り巡って、いつかあのチープなチョコパンに励まされる時が来るのだろうなとも思った。

 

 

翌朝、あんなに軽かったシュークリームはしっかり体重に反映されていた。

心を励ましてくれたものが脂肪として私の体積を増やした。
この増えた脂肪は正真正銘の生き様だ。





他のコンビニレビューはこちら!
 





東京は思ったよりも寒くないなと常に思う。
マフラーをすると、邪魔だと思うことの方が多い。

最初は少し寒いなと思っても、歩いていれば
身体があったまって結局ちょうどよくなる。

そんなことがほとんどなので
いつも通りマフラーをしないで帰り道を歩いていたら
その日は計算外でかなり夜は冷え込んだ。

寒さで頭が痛くなりはじめていた。


まちがえた。

なんとなく上手くいかなかった日に限って
こんなどうでもいい間違いが、引き金となる。
そういえばそうだ、今日のアレもまちがえた。
昨日のアレもソレもまちがえた。
5年前のあのことも、10年前のそのこともまちがえた。

ずっと自分が間違っている気がして、
正解を歩んでいる人たちがこの世には多すぎると思い込む。
どうしてそんな風に上手に生きられるのか、
どうしてそんなに賢く生きられるのか。

黒い雲が満月を隠すみたいに、
私の心にあった希望とか未来などが見えなくなる。

こういう時の対処法は、なんと言っても
「悪いことをする」それに限る。

ローソンに寄って、一日分の野菜が取れるものなど無視して
自分の好きなものだけを買う。
お正月で太ったぶんを戻すまで我慢!と思っていたお菓子も買う。

こんなに不健康で、わがままなチョイス。悪いねぇ
と、少しだけ気分が上がる。

ついでに電池とかも買っちゃおうかな、ビッカメで買う方が安いのに
あえてコンビニで、今日は悪い私なので。

そんなことを考えながらレジに並んでいると、
ホットスナックのコーナーに並ぶ新商品が目に入る。

「とけコロ」「あふれメンチ」

こんなストレートなネーミング…
すぐにレジ列から外れ、一度カゴに入れたパスタを元に戻しながら
「ストレートな商品名であればあるほど、裏切らない」
と頭の中で今までの統計食データを巡らせながら考えていた。

少し軽くなったカゴを持って再びレジへ向かい
「とけコロとあふれメンチもください」と言う。

「常温ですが、温めますか?」
「いえ、そのままで大丈夫です。
(家に帰って米を炊くのでその間に冷めちゃいますので!
もったいないでしょ~!ね!)」

心の中で店員さんにダル絡みをした。

ついでに「500Wだったら何秒くらい温めれば良いですかね?」と
聞きたいところだったが、なんだか恥ずかしくなってやめた。
でも失敗するのは嫌だな。

少しスマホをいじり、「お」という顔をしてから

「やっぱりそれぞれ、もう一つずつください。」
と言った。

これで失敗しても予備があるから安心だ。
そして「お」という顔をしたことにより
「誰かから”追加で買ってきて”ってLINE来たのかな」
と思わせることができたので安心だ。

ルンルンで家へ帰り、米を炊いて、その間にシャワーを浴びる。
体が冷えていたので普段より熱く感じるシャワーがジュンワリと
肌の表面から芯に向かってゆっくりと入っていく感じがした。

お風呂から出て、髪も乾かさずに夕飯の準備をする。
まずは「とけコロ」から。

500Wで20秒温める。
20秒間、ただずっとレンジと一緒にカウントダウンした。

「20秒って何をするにも短くて、何もしないにしては長いな」と思った。

20秒経ち、取り出すとまだぬるかったので
プラス10秒追加、計30秒温めた。ちょうど良さそうだった。

お茶碗によそった白米の上にコロッケを乗せて
付属のソースをかけて、箸を入れると
中からとろけるようにじゃがいものペースト達が流れ出てきた。

本当にとろけている。
むしろ、コロッケ側がとろけたがっているように
模範的なとろけ具合。

一口食べて、その模範的で非の打ち所がないとろけ具合に唸った。

「なんだこれ、クリームコロッケのような…」
と思いかけたが、とけコロに対する冒とくのように思いやめた。
クリームコロッケほどあざとくない。

コロッケが、限界までとろけている。
コロッケ特有の黄色い油を感じさせるあの揚げものの匂いと
中から溶け出るじゃがいもの味がなんとも憎いくらい美味しい。

ソースはかけなくても良かったと思った。
そのものが美味しかった。

とろけてごはんの上にかかった具とソースと米を食べて
最高だなあと思った。この形容しがたいウマさを
「なつかしい味」と言ってみんな喜んでいるよなあ。


次は、あふれメンチを25秒温めた。
実は先ほどのとけコロは少し熱かったのだ。

衣で汚れた白米の上にあふれメンチを乗せて
今度はソースをかけずに箸をいれた。
その瞬間に中から洪水のように肉汁があふれだした。

本当にあふれなくても…!と思ったくらいちゃんとあふれた。

名前のせいであふれ出ることへのプレッシャーを感じていただろうに
練習の成果をしっかりと見せてくれた。
ってくらい綺麗にあふれだしてくれた。ありがとう。

そして、こちらも美味しかった。
なんの変哲もない普通のメンチカツの味なはずなのに
肉汁があふれ出すビジョンを始めに植え付けることで
脳みそは「美味いもの間違いなし!」と判決をくだすのだ。

全部食べたあとに、「塩をかけたほうが美味いだろうな」と思った。
塩で食べる。これは食べ物界で最も名誉のある食べ方だ。

私は衣と肉汁でやけに艶っぽくなったお茶碗に
もう一度ごはんをよそい、コロッケを30秒あたためて
1分ほど放置してからソースをかけずに食べ始めた。

実は先ほどのあふれメンチは少しぬるかったのだ。
なかなか難しい。

「次はコンビニで温めてもらおう」
そう思いながらYouTubeでまんじゅう大帝国の漫才を見た。
その間にあふれメンチも食べたし、お菓子もアイスも食べた。

もうすぐまんじゅう大帝国のネタDVDが出ると知ってすぐに予約もした。
面白くて日が昇るまでずっと見ていた。

早朝の空に浮かぶ月が見えた。
朝の月は透けているように見える。
窓を開けて、ベランダに出て見上げた。
髪を乾かしていなかったのでボサボサのまま見上げた。


これらは間違いだっただろうか。
マフラーを忘れたことも、とけコロの温め時間も、
ボサボサの髪も朝の月も、あれも、これも、それも。

そんなことはなかった。
だからと言って「正解だ」なんて極端なことは思わないけど
ただ、すべて間違えてもいない。

ひとつの情景として、もう流してもいいんじゃないかと
自分をなぐさめた。
過去の間違いに足を掴まれ、生きにくいと落ち込む呪いをかけるのはやめた。

思い返すと足を掴まれるほどのたいそうな間違いでもない。


間違っていたことなんてひとつもないし、
自分がクソだったことも一度もない。


自分の人生に正解を判定できるほど偉くはないけど、
早朝の月が綺麗なことを小学生のころから知っている。

これだけは私の人生で大正解だな、と思って眠りについた。





(まんじゅう大帝国のDVDを予約したのも、正解だったな。)




夜寝る前はいつも明日の朝ごはんのメニューを考えながら寝る。

「明日は白米に味噌汁に納豆に、鮭なんかも付けよう」

ダメダメだった一日こそ入念に考え、
明日すばらしい朝食を美味しく食べている可愛い自分を想像しながら眠る。

納豆を混ぜる時意味もなく混ぜた回数をカウントし、ふわふわと米の上に流し
もしくは納豆を先に口の中いっぱいに含んでから米を口に詰め込む。
味噌汁のしょっぱい出汁の香りと鮭の香ばしい香り。

それらを繊細に、大げさに美化して想像する。
そうでもしないと泣いてしまうような深い夜ほど
あからさまに爽快な朝が待っていたりする。


朝ごはんのメニューを考えずに寝落ちしてしまった夜があった。
頭をリセットできていないので、気分も体も重い朝だった。

朝というより、昨晩の憂いの延長でしかなかった。

コーヒーをいれる気力もなく、セブンコーヒーに頼ろうとセブンイレブンへ。
新作スイーツをチェックし「なると金時芋団子」を手に取る。

食欲というよりも、ただ仕方なく胃を満たすしょうもない食事になる予感だった。
「ああ、今日はきっとダメな日だ」

そして目に入ったものが「金のバターロール」だった。

金のバターロール


え!!!!!
金シリーズ新作出てたの!?
しかもバターロールーーーーーー!?!?!?!?

知らなかった。
凱旋パレードを行うべき新作をどうしてこんな静かに陳列できるのか。
ここがブラジルだったらただじゃ済まないレベルだぞ。

ブラジルじゃなくてよかったな。
これは絶対に買わなければならない。
さもなくば死ぬ。

さっきまで感傷に浸っていたロマンチックな私はそこにいなかった。
頭の中には最高の朝食が想像されていた。

「バターロールとセブンコーヒーは最高だろうな。
牛乳があるからホットミルクにしてもいいかもしれない。」

「テレビは付けず、BGMにnever young beachをかけよう。」


私の身体はしっかり朝を体感していた。
もう尾ひれのように付いていた昨晩の憂いは切れていた。

レジでコーヒーと芋団子、バターロール。
そして大好きなハッピーターンを出した時、目の前に広げられた光景を見てめまいがした。

家ですぐにトースターにバターロールを入れ、900W1分30秒で焼く。

金シリーズのズルいところは焼き時間や温め時間の少なさ。
ここまで手を加えることが無いと、不安になってしまうのに
本当に何もしなくていいところがズルい。

「あなたはただ突っ立ってぼーっとしておけばいい」
という、放置される優しさをまさか食品で実感するとは。

普通こういうのって恋人から受けるものだと思っていたから。
お父さんお母さん、私は東京で色々なことを教えられています。

そうしている間に焼き上がり、一口食べるとなるほど美味しい。

もはや はしゃぐことなどない。

美味しいということが大前提なので実食前からすでに100点満点始まり。
そして実食後も減点無しでしっかり「美味しい」と心から思えることがどれだけ素晴らしいことか。


期待というのはいつもしすぎる方が傷つく。
期待させる状況や環境で、歯止めの聞かない期待感を抑えずに

「はあ、、、期待通りだった」と言い切れたことがあるだろうか。


まるで上質なホテルで食べるバターロールのようだった。
生地から香るバターはもちろん、外に塗られたバターの味が最高だった。
口の中でバターが舞い、嗅覚でもバターを感じ、そしてバターロールそのもののおいしさ。

こちらの無駄な感情が入る隙もない。


ふたつ入りを買ったのでもう一つは切れ目を入れ、間にバターを挟み
すこし長めにトースターへ入れた。

そして熱く焼きあがりカロリーを増したバターロールに
さきほど一緒に買ったなると金時芋団子のペーストされた芋だけを塗り
大きく口を開けて食べる。

もう、すべてが最高…!
溜息が出るおいしさだった。

濃厚さを増したバターロールに
さつまいものこくのある甘さが加わり、大好きな味に化けた。
(そもそもなると金時芋団子のポテンシャルがめちゃくちゃ高い)


「ティファニーで朝食を」という物語があるが
私のティファニーは完全にここだ。

熱いコーヒーと、美味しいパンにネバヤンのBGM。
「今日は、良い一日になりそうだな」
と希望の朝をアホみたいに純粋に、嬉しく受け止めた。

今夜落ち込んでいる誰かの頭の中に
この朝食メニューが浮かぶことを願う。

そしてその悲しみも今夜で終わることを祈る。


明日の朝には慰めが待っているから、今日はおやすみなさい。






立冬が過ぎたのに、まだまだ暖かいですね。

暖かいのにしっかり空気の香りはすっかり冬の影がある。
そんな時はこれ、プリン。

さて、今回は前回に引き続きプリンスペシャル第2弾です。

プリンというのは、あの丸っこい台形の姿でこそプリンである。
そう思う人は多いのではないだろうか。

プリンはもはや味ではなく、形がすべて。

プリンかと思えば全然豆腐だったとしても、我々はその形を保ってさえいれば
「プリンかもしれない。」
と、思い込めるほどにはプリンのメジャーな形に支配されている。

しかし、じゃあこれはどうだろうか。

ローソン


ローソン、プリン!?パン。


まず名前からしてなにか不思議な少女の情緒が感じられる。
無邪気にはしゃいでいるそのパンは、見た目は蒸しパンである。

「プリン!?」と驚けるポイントは一体どこにあるのだろうか。

そもそも、自らリアクションしちゃっているその勇気。
答えはいつだって消費者に任せるものが多い中で
こちらからすでに消費者のリアクションの答えを導いている。

オチを明かして漫才に挑んでいるのだ。

とんでもない自信である。怖い。

「今からおもしろいことやりまーす!」と言って前に出る奴ほど
おもしろいことが起きない世の中。

その世の中に自ら飛び込むのは相当商品価値が高いか、ものすごい頭が悪いかのどちらかである。

袋を開けると、見た目は少しプリンに寄せている。

第一「プリン!?」ポイントだ。
しかしここで私は「プリン!?」とはならない。

答えをもう知っているのでわざわざ驚けない。
甘い。

あと最初からそこまで乗せられると素直に感情を表に出したくないのが大人である。
私は大人になってしまった。

少しの虚しさを感じつつ一口食べると
第二「プリン!?」ポイントより前に押し寄せてきた
「うんめえ!!!!!!」ポイント。

 確かにプリンの風味もある。
しかしそれよりも、プリンでいうカラメル部分が
カラメル風味の柔らかなクッキー生地になっているのである。

サクサクとしたクッキーではなく
存分に味の染み込んだしっとり柔らかクッキーである。

カロリー界もっとも悪に近い、あの美味しいやつである。

一本とられた。

ここをただカラメル味にしてプリンと同じ構図にするのではなく
クッキー生地にするというローソンならではの攻めたアイデアが加えられている。

パンというよりも、すこし簡単なケーキのようにも思える。
ケーキほど負担は大きくないのに、パンというには豪華だ。

中にはホイップクリームとカスタードが入っている。
中身の量も申し分ない。

全ての生地が基本的に甘めに作られているので
ここで調子に乗って溢れんばかりのクリーム攻めにすると
すべての均衡が保てなくなってしまう。

柔らかなクッキー生地と、しっとり軽いパン生地
そして中には自立できていないカスタードクリームに
それを持ち上げる角の立ったホイップクリーム。

すべてをひとつにまとめたものが美味しくないわけがない。
むしろおいしすぎてしまう。

プリンは入っていないのに、結局私はプリンを頭に浮かばせながら
しかしパンのおいしさも感じながら完食した。
各々の良いとこ、てんこもりパーティーだ。

プリンではなかったはずなのに
しっかりプリンに対する欲を満たしてしまった。

しかし結局最後まで「プリン!?」というはじける驚きは出せなった。

出せなかったのか、出さなかったのか。


初めから消費者にリアクションを導かせる
言わば「おもしろいことやりますノリ」をかましてきた商品。

少々冷めた態度をしてしまったが、今わたしに足りないのはこれではないのか。

「相手はウケないかもしれない」
「私だけかもしれない」

初めは自信を持って、心が希望で満ち溢れている状況でも
いざ人前に出す時にはこのような濁った感情が沸き立ってくる。

それでも最後まで自信を持って
「きっとプリン!?ってみんな驚くぞ!」と浮足立つような日々を送り
商品を世に出すことこそ、一番大切なことではないだろうか。

「さ~て!みんな驚いてね!そして食べてね!」
というまっすぐさを冷めた心で見る私のほうが、よっぽどナンセンスなのだ。

「今から面白いことやりまーす!」
と言って前に出てスベり倒したとしても、面白いことをやれなかったことを鼻で笑うのではなく
自分が面白いと信じ切ってやりきった姿に笑い、賞賛の拍手を送ることが正解なのではないだろうか。

いわば私は、いつだって己を信じ切れるプリン!?パンに憧れという嫉妬をしてしまっていたのだ。


”「今から面白いことやりまーす!」と言って前に出る奴ほど
面白いことが起きない世の中。

その世の中に自ら飛び込むのは相当商品価値が高いか、ものすごい頭が悪いかのどちらかである。”



さきほどはこう言ったが、自分の価値を高めて飛び込めるメンタルを持たなければ
人々に感動を与えられるものは生み出せない。

ものすごい頭が悪いのは、おもしろいと思ったことをグズグズとしている間に
違う誰かに出されて爪を噛みながらアンチに回る方である。

やれなかったことに対する嫉妬は、何よりも粘りが強くダサいものだ。

私は、背筋をシャンと伸ばしたこの商品を心のバイブスにしたいと思う。
しっかりしなければ。
そして、相手が望んでいた言葉をちゃんと言わなければ。

思っていなくても、わざとらしくても、これが商品と開発部に対する敬意というものである。


「え、プリン!?」

食べ終わった第一の感想は、これ以外なかった。